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おうちで実践!健康診断 第4回「耳・外耳炎」  獣医師 三宅

 「健康診断を受けましょう!」というコラムで健康診断の重要性はお話しましたよね。
まだ見ていないかたは是非ご覧ください。

 体の不調を隠すワンちゃん猫ちゃんですが、小さな変化はどこかにサインとして現れることもあります。そのサインを見逃したくはないですね。

そこで、オススメしたいのが、飼い主さんがおこなう自宅での健康診断です。 

毎日のペットとの暮らしの中でできる簡単なものばかりなので、是非実践してみてください。  

 

4回は耳についてお話したいと思います。 

耳だけで全身の健康状態を知るのは無理ですが、
知らない間に耳の病気になっていることはよくあります。
ですので、こまめに耳を覗いてみるのことも大切です。

*耳垢(汚れ)*
健康なお耳のなかはきれいです。
耳の中に汚れがたくさんあるときは外耳炎になっている可能性があります。
黄色や茶色、黒など耳垢の見た目は様々です。
また、炎症や感染がひどいと出血をともなっていることもあります。

*匂い*
通常は無臭に近いのですが、お耳に感染があると、くさい匂いやちょっと酸っぱいような匂いがします。
「最近なんだかこの子からへんな匂いがするんです」と来院されて、お耳をみたら外耳炎だったなんてこともあります。

*かゆみ*
とくにお耳がすごくかゆいわけではなくてもワンちゃん猫ちゃんは後ろ足でぽりぽりお耳を掻きます。
1日に何度かそんな行為を目にすることがあると思います。

でも、しつこくずぅーっと掻いていたり、掻きながら鳴いたり、頭をぶんぶん振ったりしていたら要注意です。
血がでるまで掻いてしまう子もいますし、耳の周囲を傷だらけにしてしまう子もいます。

また、お散歩中に植物の種などがお耳の中に入ってしまうこともたまにあります。
このようなときもやはり耳をかいたり頭を振ったりします。

 

*外耳炎を簡単にまとめると・・・*


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このようになりますが、

汚れの色や匂いには例外もありますし、3つが混合感染していることだってあります。

細菌や真菌(カビ)は湿気が多い時期や、垂れ耳で通気性が悪い子などによく発症します。
また、皮膚の免疫が弱まっているときには感染しやすくなります。

耳ダニは大人になってから感染することはあまりありません。

多くは、環境があまりよくないところで育てられた子犬・子ねこがおうちに来る前から感染していることがほとんどです。

おうちで耳の異変に気付いたら病院へ連れて行きましょう。

放っておくと、中耳炎、内耳炎を併発することもあるので要注意です。

通常はお耳の洗浄と点耳薬で良くなりますが、しつこい外耳炎は治療にかなり時間がかかることもあり、発症してから時間が経ってしまった重度の外耳炎は完全治癒できないこともあります。

*抗生剤や消炎剤などの注射や内服が必要なこともあります。
*耳ダニに関しては駆虫の注射を打つこともあります。
*重度の炎症・かゆみがある場合ではステロイドの使用も必要になります。(耳ダニでは禁忌)

耳垢(汚れ)を確認する際や、耳掃除には綿棒は使用しない方が良いでしょう。
指にガーゼなどをあて、指が届く範囲にとどめた方がお耳を傷つける心配もなく、ワンちゃん猫ちゃんもわりと嫌がらないと思います。

また、外耳炎がある子はお耳を触られることをとても嫌がりますので、無理のない程度にしておきましょう。

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2010.02.10 00:00
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