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「健康診断を受けましょう!」というコラムで健康診断の重要性はお話しましたよね。
まだ見ていないかたは是非ご覧ください。体の不調を隠すワンちゃん猫ちゃんですが、小さな変化はどこかにサインとして現れることもあります。そのサインを見逃したくはないですね。
そこで、オススメしたいのが、飼い主さんがおこなう自宅での健康診断です。
毎日のペットとの暮らしの中でできる簡単なものばかりなので、是非実践してみてください。
第5回は口についてお話したいと思います。
お口をみることで、実はいろいろな情報を得ることができます。
*歯*
口といえばまずは歯ですよね。
ちらっと見ただけでは問題なさそうでも、奥歯(臼歯)までみたら歯石がついているかもしれません。
また、乳歯が抜けずに永久歯が生えてきているかもしれません。
これは乳歯遺残といって、あごの小さい小型犬などでよくみられます。
乳歯のすぐ隣に重なるようにして永久歯が生えてきてしまうので、歯垢や歯石がつきやすくなります。通常は生後7カ月までに永久歯に生えかわりますので、その時期になっていてもまだ乳歯が残っている場合には麻酔をかけて抜歯することがあります。
歯磨きについて「ワンちゃんのお口のケア」というコラムに詳しいことが記載されていますので、是非そちらを参考にしてみてください。
*舌*
とくに猫ちゃんで舌に潰瘍ができてしまうことがあります。
ウイルス感染によって起こることが多く、潰瘍ができてしまうと痛くてご飯を食べなくなってしまいます。
食欲が落ちる原因は様々ですが、食べたそうなのに食べないようなときにはお口をチェックしてみてください。舌からは貧血(舌が白っぽくなる)やチアノーゼ*1(舌が紫色っぽくなる)がないかを知ることもできます。*1血液中の酸素が足りない状態
*歯肉(歯ぐき)*
やはり舌とおなじように潰瘍ができてしまうことがあります。
また、歯石がある子では歯石の刺激で歯肉に炎症がおきることもあります。
どちらにせよ、やはり痛みを伴いますので食欲がなくなることがあります。歯肉からは他にも得られる情報があります。
ひとつは体の脱水状態です。
人も水分を欲しているとき、口の中が渇きますよね。ワンちゃん猫ちゃんも同じように、水分が足りていないときは口の中が渇いています。
歯肉を指で触ってみて、乾燥して張り付いてくるようですと脱水状態の可能性があります。
水分の摂取量が単純に少なくて脱水していることもありますが、病気で脱水を起こしていることもあります。
また、血圧を知ることもできます。
指で歯肉をギュッと押すと押したところは白くなります。(毛細血管が押さえられて血液が流れなくなるためです)
次にパッと指を離すと歯肉の色はピンクに戻ります。(妨げがなくなって再び毛細血管に血が流れるからです)
この白からピンクに戻るまでにかかる時間で血圧が正常に維持できているかを知ることができます。正常な血圧では2秒以内に色がもどります。
また、舌と同じように色から貧血の有無もわかります。舌も歯肉もその色は犬種や個体差によって様々です。茶色っぽい子もいれば、濃いピンクの子や薄いピンクの子もいます。
正常な時の様子がわかっていないと異常を発見することはできませんので、元気な時によく見ておくことが大切です。*よだれ*
舌や歯肉に炎症があったりしてお口の中に痛みがあるとよだれがでます。
また、刺激物を舐めたとき、胃がムカムカして気持ちが悪いとき、神経系に異常があるとき、腎不全末期などでもよだれはでます。*口臭*
お口の匂いの一番の原因は歯石です。
でも、胃腸の調子がわるいときや、内臓が悪いときにも口臭はします。
腎臓が悪くなってくると、尿から出るはずのアンモニアが血液内に残ってしまうため、お口からアンモニア臭がすることがあります。このように、口ひとつからもいろんなことがわかります。
毎日みる必要はありませんが、たまに観察することを習慣づけてみてはいかがでしょうか。
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- 2010.03.03 00:00
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