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おうちで実践!健康診断 第6回「触診・リンパ節」  獣医師 三宅

「健康診断を受けましょう!」というコラムで健康診断の重要性はお話しましたよね。
まだ見ていないかたは是非ご覧ください。

 体の不調を隠すワンちゃん猫ちゃんですが、小さな変化はどこかにサインとして現れることもあります。そのサインを見逃したくはないですね。

そこで、オススメしたいのが、飼い主さんがおこなう自宅での健康診断です。 

毎日のペットとの暮らしの中でできる簡単なものばかりなので、是非実践してみてください。  

 

6回は触診についてお話したいと思います。 

「触る=触診」は獣医師にとっても、非常に大切な診察法の一つです。
皮膚の異常、脱水の有無
、浮腫、体表の腫瘍などが見つけられるのはもちろんのこと、
体の様々な部分の温度を知る(
熱をもっていないか、足先が冷たくなっていないかなど)こともできます。
「ここが痛い」と言ってくれないワンちゃん猫ちゃんでも、触られて痛ければビクッと動いたり、力が入って筋肉が強張ったり、ちょっと怒ったりしてくれるので、痛い場所のだいたいの見当をつけることもできます。
また、猫ちゃんは腹筋がとても柔らかいので、お腹を触って内臓の一つ一つの形をある程度把握することもできますし、お腹の中にできた腫瘍や、ウンチやおしっこがどれくらい溜まっているかなどもわかります。

心臓を触ってその拍動を感じ取ることも大切です。
「心臓を知る」というコラムで、ご家庭での心拍数の計測をお勧めしていますのでそちらも合わせてご覧ください  

全身をくまなく触ればそれだけたくさんの情報を得ることができます。

今回はご家庭では普段触る機会の少ないであろうリンパ節についてお話したいと思います。

*リンパ節*

jissenn6.jpg

リンパ節は体の至る所に存在しますが、外から触って分かりやすいものは顎、脇、後肢の付け根、膝の裏にある左右8個のリンパ節です。
顎 の下にあるリンパ節は通常でも触ってわかる大きさですが、その他のリンパ節は小さい上に脂肪や筋肉などに接しているため、正常な大きさの時にはわからない ことがほとんどです。とくに膝の裏などは触ってすぐわかるほどのリンパ節の大きさになっていたら異常だと思ったほうがよいでしょう。
リンパ節は免疫器官なので、感染・炎症があるときや発熱時などに腫れてきます。

また、ワンちゃんでみられることが多いのですが、リンパ腫といって腫瘍性病変で大きく腫れることもあります。

発熱もなく元気なのに、リンパ節が腫れていたらこのリンパ腫の可能性があります。

リンパ腫初期の段階では、リンパ節の腫れ以外に症状としてなにも出てこないことはよくあります。
リンパ腫は抗がん剤の効果が期待できる悪性腫瘍ですので、早期発見できれば助かる確率も高くなります。
日頃から触っていれば、リンパ節が大きくなったときにすぐに気づくことができるかも知れません。

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ワンちゃんで、万が一、リンパ節が大きくなっていると感じたら、病院へ行き検査してもらいましょう。
病院では触診の他に、リンパ節に直接針を刺して細胞をとり、悪性の細胞が出てきていないかなどを調べてもらえます。

リンパ節も含めて月に1回くらいは全身を隅から隅まで触ってみてください。

たくさんの毛に覆われているワンちゃんや猫ちゃんの異変はなかなか発見しづらいものですが、何度も触ることで、いろいろな情報が得られるようになると思います。

スキンシップを楽しむ延長での触診ができるといいですね

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