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ホームケアに挑戦!~ブラッシング編~ 第4回 看護師・トリマー 芝崎

 

 

さて、前回は具体的なブラッシングの方法についてご説明しましたが、今回は毛がもつれてしまった時にスリッカーを使って正しくとかす方法をお話してみたいと思います。


このシリーズで何度かお話している通り、スリッカーはもつれをとくのにとても適した用具なのですが、安全の為に正しい使い方をしていただく必要のある用具です。順を追ってお話していきますので、ぜひご参考になさってくださいね。 

 

もつれてしまっていたら〜スリッカーの使い方〜 

 

初めて購入されるのであれば、できるだけ小さくてピンの固さが柔らかい"ソフトタイプ"を選んでいただくのが良いと思います。


 


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スリッカーは、毛のもつれをといたり、ブローの際などに毛のクセをしっかり伸ばせる作りになっています。 

素材は、とても細い針金のようなピンでできていますので、皮膚に当ててとかすと皮膚を傷つけてしまいます。 

ぜひ、ワンちゃん・ネコちゃんをとかす前に、1度飼い主さん自身の手の甲をそっととかしてみてください。なんとなく感覚がおわかり頂けると思います。

 

 

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スリッカーの正しい角度 

 

正しい角度は皮膚に対して平行です。絶対に皮膚に対して立てないように注意してくださいね。
とかす時は、皮膚に触れない位の力加減を心がげてください。

 


 

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スリッカーの正しい持ち方 

 

あまり細かい持ち方を徹底する必要はないと思いますが、1と2の様な持ち方はとかしているうちに、どうしても自然と下に向かって力が加わってしまいますので、皮膚を傷つけないよう注意が必要ですね。

 


 

 

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3の持ち方だと下に向かって力が加わりづらいのでお勧めです。イメージは鉛筆を持つ時と同じような持ち方です。

 


 

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そして、毛をしっかりかき分けて、もつれている部分を繰り返してとかします。すると、毛玉がだんだんと小さくなっていき、とけていきます。基本的には、コームとは違い毛の流れに逆らってとかしていきます。仕上げにコームでもつれがほどけているか確認をして終了です。

 


 

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いかがでしたでしょうか。実際に、トリマーさんもこの様な手順でもつれを取っているのですが、注意する点も多く、時間もかかりますので少し大変な作業に思えたのではないでしょうか。


ただし、これはあくまでもつれてしまった時の対処法ですので、定期的なブラッシングでぜひもつれていない状態を保ってあげたいものですね。



ブラッシングのメリット〜精神面〜 

 

本来、動物のお母さんは赤ちゃんの身体を舐めてあげるグルーミングと言う習性があります。それはお母さんからの愛情表現の1つでもあり、大切な親子のコミュニケーションの方法なのです。

実は"ブラッシング"は"グルーミング"と同じような効果を期待できる行為で、飼い主さんとワンちゃん・ネコちゃんとのとても良いコミュニケーション手段なのです。さらに、小さな頃からブラッシングを習慣にしておく事でリラックスできる時間を共有できると同時に、自然と身体を触られたり、じっとしている事にも自然と慣れてくれるでしょう。

 


この"身体を触られたり、じっとしている事に自然と慣れる"事が非常に大きなメリットなのです。

本来、動物は人間の何倍も「習慣づいていない事」に対して、緊張し、ストレスを感じてしまいます。特に、ネコちゃんは身体を拘束される事にストレスを感じる子がとても多いように思います。

例えばワンちゃん・ネコちゃんが病気になった時、動物病院で行う治療の多くは安全の為、身体をしっかりと押さえたり、患部を何度も触ったりします。特に血液検査やレントゲンや超音波など検査によっては、しっかりと身体を押さえて行わないと正確な検査結果が得られないものもあります。さらに、血液検査などでは緊張やストレスを感じただけでも検査結果に影響が出てしまう事もあります。

体調が悪い時に、慣れない病院に連れて来られ、飼い主さんではない人に身体を触られる事は、それだけでもとても不安でしょうね。さらに、普段あまり身体を触られる事に慣れていない子は、怖がってしまい、場合によっては攻撃的になったりして、十分な治療や検査ができない場合があります。トリミングの場合も何時間も拘束されて、たくさん身体を触られますので、やはり慣れていない子はとてもストレスを感じて疲れてしまうようです。


そんなストレスから守ってあげる為にも、日常のブラッシングはとても有効的なのですねただし、ブラッシング自体にストレスを感じてしまっては意味がありません。ブラッシングをしながらたくさん褒めてあげる事を忘れないでくださいね。 

もつれとシャンプーの関係

 

ご存じない方も多いようですが、毛のもつれている状態のままシャンプーをすると、シャンプー剤が皮膚に残ったり、完全に乾かない可能性がとても高く、皮膚病の要因になってしまいます。さらに、一度水で濡らして乾いた毛玉は、濡れる前よりとてもほどきづらくなってしまいます。ですので、重度にもつれてしまった場合には、そのままお家で洗うのは極力避けてトリミングに連れて行ってあげてくださいね。

 

しっかりとブラッシングをした後、お家でシャンプーもされたい方は、正しいシャンプーの方法をご紹介しているこちらをご参考になさってくださいね。 


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