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子猫のしつけ 「トイレトレーニング」 獣医師 髙橋

子猫を自宅に迎えてまず一番はじめに頭を悩ませるのが「子猫のしつけ」。
そのなかでも特にウンチやオシッコのしつけではないでしょうか。今回は、ウンチ・オシッコのしつけを中心に、基本的なことを挙げてみました。


ポイント


●子猫のしつけは子犬より簡単!
●良いこと、悪いことをはっきりさせることが基本
●上手にできたらほめること
●体罰は逆効果


子猫のしつけは子犬より簡単!

猫も犬も社会の中で飼われている以上、人と同じように生きていくうえで最低限のルールが必要となります。もともと猫は犬に比べて非常にきれい好きです。ですから特にウンチ、オシッコのしつけに関しては犬のしつけに比べてずっと簡単です。


「良いこと」と「悪いこと」をはっきりとさせることが基本

猫に限らず、ペットのしつけで一番大切なことは、それぞれ生き物には人と同じように感情、個性、性格があるということをはじめに知るということです。特に犬や猫は、飼い主さんの言葉、態度に敏感に反応します。ですので、小さいころから、して良いこと、悪いことははっきりとさせておくことが肝心です。そしてなにより子猫は、人と違って、良いことと悪いことの区別が理解できません。だから叱ってしつけるよりも、褒めることによってしつけをするほうが、より効果的に子猫のしつけができるのです。


上手にできたらまずほめる

子猫の耳は非常に感度良好です。遠くから聞こえるかすかな音もちゃんと聞き取ります。子猫は自分の名前を呼ばれるとちゃんとわかります。ですから、飼い主さんの言葉や態度で、ほめられていることはすぐに体感的に覚えてしまいます。その反対に、しかられているときや非難されていることも理解します。つまり、飼い主さんの態度や言葉の調子、強弱などによって飼い主さんが伝えようとしていることを把握します。ですから、上手にできたときはうんと褒めることが大切です。
ほめられた事は、またほめられようと同じ事をしてくれます。ところが、叱られたときは、なぜしかられたのかわからないのです。だから、また同じ繰り返しをしてしまいます。
飼い主さんが少しばかりの根気を持って褒めながらしつけることがポイントです。子猫は褒められることにより、より気分がよくなり、そこに飼い主さんとの信頼関係が生まれ、性格的にも穏やかなよい猫に成長していきます。


体罰は逆効果

飼い主さんにとって不愉快なことをしたとき、決して体罰をしてはいけません。
なぜなら子猫はなぜしかられたか全く理解できないからです。そらからは、ただただ怖がるだけで飼い主さんとの信頼も崩れかねません。またよくあるケースとして、トイレ以外の場所でウンチやオシッコをしたのをしばらくしてから発見し、叱った!という話がありますが、子猫は全く何のことかわからないだけで、百害あって一利なしです。全くの逆効果です。


それでは、これまでのことを踏まえて、子猫のウンチ、オシッコのしつけの仕方について具体的に考えてみましょう。


子猫のウンチ、オシッコのしつけのしつけ

子猫がウンチ、オシッコをしたくなって、ソワソワしたり、トイレを探すそぶりを始めたら、あらかじめ決めておいたトイレの場所に子猫を連れて行きましょう。すると子猫はその日のうちにそこでするようになります。遅い子猫でも、5日もすれば必ずトイレでしてくれます。

もし一週間過ぎてもそこでしてくれない場合は、以下にあげる点で問題があると考えられますのでトイレの場所、形状などを変えてみましょう。

1.トイレの形状、砂
トイレは子猫でもまたぐのが楽な浅いトイレを使います。トイレに敷く砂は親元やペットショップで実際に使っていた匂いのついたものを少しもらってきて、はじめはそれを使います。


2.トイレの場所
トイレを置く場所はできるだけ人が通らず、静かな場所が良いでしょう。
家電製品の音がする場所、扉の近くは避けましょう。


ウンチ、オシッコのしつけのタイミング

子猫がウンチ、オシッコをするタイミングは、次のようなときが多いようです。

●目が覚めたとき
●ごはんを食べたあと
●たくさん遊んだあと

このときを見計らってウンチ、オシッコをさせましょう。


トイレの清掃

ウンチ、オシッコをしたらできるだけ早く砂を取り替えてあげます。きれい好きの猫はウンチやオシッコが残ったトイレをとても嫌がります。


以上、ここに挙げたことを念頭にあせらず、やさしく子猫のしつけにトライしてみましょう。

 

【CAT】 その他
2010.12.15 09:00
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