突然ですが、みなさんの愛犬・愛猫は健康ですか?
毎日よく食べ、良く遊び、ぐっすり眠っていれば安心でしょうか?
基本的にはそうですよね。
でも、覚えていていただきたいのは、
Point1!「動物は本能的に病気を隠す」
Point2!「人に比べて病気の進行が早い」
ということです。
ですので、飼い主さんが異常に気付いたときにはすでに体調を崩してから時間が経過していることが多く、知らぬ間に病気も進行しています。
*なぜ病気を隠そうとするのでしょうか?
野生下で生きている動物たちは、病気になったり怪我をすれば群れから見放され、自分より強い種に捕食される危険にさらされます。
ですので、ぎりぎりまで耐えようとしてしまいます。
そのような動物独自の本能から病気を隠してしまいます。
*なぜ病気の進行が早いのでしょうか?
犬・猫は最初の1年で18歳くらいになり、その後は1年ごとに約4歳ずつ年をとっていくといわれています。
つまり、人の約4倍のスピードで時間が経過していることになります。
例えば、人が3年の歳月のなかで少しずつ肝臓を悪くし、肝硬変一歩手前になってしまったとします。これが犬・猫ですと、たった9カ月で同じような状態になるということです。
そしてもうひとつ、健康診断が必要な理由としては、
Point3!「健康時の血液検査の数値を知る重要性」
があります。
もちろん、犬・猫にも正常範囲や参考基準値があります。
しかし人にくらべて、血液検査の項目によっては数値の幅がとても広かったり、個体差が大きいものもあります。
ですので、実際に病気になったり体調を崩したときに、血液検査の数値が正常範囲かどうかも大切なのですが、「健康な時に比べてどれくらい変化しているか」、ということが重要になってきます。
「元気な動物に健康診断なんて・・・」
「野生の動物は健康診断なんてしていなくても元気なのに・・・」
と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。
しかし、犬・猫はもはや野生の動物ではありませんよね。
私たちとともに生活する大切な家族です。
健康や病気に関して漠然と「動物だから大丈夫」と考えるのはとても危険です。
ではどれくらいの頻度で血液検査を含む健康診断を受ければよいのでしょうか。人が1年に1回の健康診断が必要なのであれば、約4倍のスピードで時間が流れている犬・猫は単純に考えれば3ヶ月に1回の健康診断が必要だということになります。
ただ、1年に4回も血液検査を含む健康診断をするのは飼い主さんにとってもワンちゃん猫ちゃんにとっても大変ですよね。
そこで、最低でも
*5・6歳まで:1年に1回
*7歳~(シニア):1年に2回
の健康診断を推奨したいと思います。
シニアからはレントゲン検査や超音波検査などの画像診断も合わせるとなお安心です
健康診断の重要性はわかっていただけましたか?
次回からは「お家で実践!健康診断」というシリーズで、ご自宅で簡単にできる健康診断をいくつかご紹介していきたいと思います。