コラム
Column

「猫の膀胱炎」

2017年6月14日

細菌感染、結石(結晶)などにより膀胱の粘膜が炎症を起こします。
頻尿になったり、排尿時に痛みがあったり、血尿が出たりすることもあります。
猫はあまり積極的に水を摂らず、排尿回数も少ない個体が多いため膀胱炎になりやすい傾向があります。

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症 状
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何度もトイレに行く、
トイレ以外の場所で排尿する、
排尿姿勢をとってから尿が出るまでに時間がかかったり出ないことがある、
排尿時に痛そうに鳴く、
尿に血が混じる など

 

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診 療
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尿検査に加え、超音波やレントゲンなどの画像診断を行うことも多いです。
膀胱炎の原因によって、抗生剤が処方されたり、結石や結晶をできにくくする処方食が薦められたりします。
人の膀胱炎ではたくさん水を飲み、どんどん排尿することが重要になりますが、
猫にたくさん水を飲ませることは難しいため、
飲水の代わりに皮下補液などを用いて水分を摂らせることもあります。
膀胱炎により著しい排尿困難がある場合は、入院治療が必要になることもあります。
特に雄は尿道が細いので炎症による腫れや血の塊によりスムーズに排尿できなくなるためリスクが高いです。

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予 防
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肥満により飲水や排尿が面倒になりぎりぎりまで我慢することで膀胱炎を起こしてしまうことがあります。
軽快に動けるような体型を維持することは大切です。
また、冬は飲水量が減るため注意が必要です。
尿検査により結晶ができている場合は、定期的に尿検査を行いながら先生の指示にしたがって処方食を食べることも重要です。