第2回 そのダイエット本当に必要ですか? 「不必要なダイエットの危険性」

私たち人間に体格差があるように、ワンちゃん・ネコちゃんにも個体差があります。とくにワンちゃんは犬種によって体格が大幅に違うので、適正体重に関して悩まれる方が多いようです。

犬種図鑑などを参考に、その犬種の標準体重を知ることは大切ですが、標準体重が適正体重だとは限りません。
標準体重に惑わされず、その子のベスト体重を見つけてあげましょう。

体重には、脂肪だけではなく肢の長さや骨の太さも影響します。
背の高い人は痩せていても重いように、同じ犬種でも体高や体長が違えば適正体重も異なります。

体重の数字だけにこだわらず、全体の肉付きや毛ツヤなどで判断していきましょう。

「大きくならないからこの犬種にしたのに」と言う方もいるかもしれませんが、大きく育つも小さく育つも全ては個体差であり、その子の個性です。

特に成長期に、大きくなって欲しくないからとご飯を減らす方がいますが、これは大変危険です。栄養が不足する以外にも、低血糖などを起こし最悪死亡するケースもあります。

住宅によっては犬の大きさに制限があるので難しいこともありますが、大きく育ってしまっても大切な家族です。

希望にそぐわないからといって、不必要なダイエットをさせて、体調を崩すことがないようにしましょう。

もっと詳しく知りたい方、同じ病気にかかっている愛犬愛猫と暮らしている方、
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