「犬の肘形成不全」

内側鉤状突起(ないそくこうじょうとっき)の分離
肘突起癒合不全(ちゅうとっきゆごうふぜん)
橈尺骨端早期閉鎖(とうしゃっこつそうきへいさ)
などがあり、大型犬でなりやすく成長期に発症することが多いです。
原因としては、
急速な成長
遺伝的素因
未成熟な骨への外傷 などと考えられています。
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症 状
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時々前肢を引きずる
前肢に体重をかけようとしない
肘関節の腫れ、痛み
肘を曲げ伸ばしする際に音がなる
前肢が変形している など

 

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診 療
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症状や犬種、年齢を考慮しながら歩様検査や整形外科学的検査を行います。
その後、レントゲン検査を行います。
場合によっては関節鏡検査を行うこともあります。
内科的に痛みを除去する治療が施されることもありますが、
外科的な手術が必要になることが多いでしょう。

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予 防
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遺伝的な要素が含まれるため効果的な予防方法は残念ながらありませんが、
大型犬や超大型犬を飼育されている方は成長期に定期的な検査を受けることは有効です。

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