電話どうぶつ病院 Anicli24 コラム

「猫の糖尿病」2015年1月8日

2015年1月8日

血液中の糖はインスリンにより細胞内に取り込まれ、各臓器を動かすエネルギーとして働きます。
何らかの原因でインスリンが欠乏すると糖を取り込むことができず、
血液中の糖は過剰になり尿中に排泄され、細胞内の糖は枯渇するという状況になります。
これが糖尿病です。
猫の糖尿病は完全にインスリンが出なくなっているわけではなく、
出ているが不十分だったりインスリンの働きが悪くなってしまっているというパターンが多いため、インスリン投与も必要ではありますが、血糖値が上がりにくく肥満が改善されるような食事療法が重要となります。

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症 状
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飲水量が増えて尿も増える、
元気がなくなる、
毛づやが悪くなる、
痩せてくる、など。

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診 療
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特徴的な症状の他、血液検査による血糖値の測定や尿検査による尿糖の測定により診断ができます。
さらに血液検査の項目には糖化アルブミンといい持続的に高血糖の状態にあったかを知ることができるものもあるため、
そちらも追加で測定することで確定診断ができます。
この項目は動物病院内の検査ではなく検査センターに血液を送り調べてもらうのが一般的です。
糖尿病用の猫に適した処方食を食べながら、
尿糖が出ない程度に血糖値をコントロールするためにインスリンの注射が必要になります。
適切な食事と厳密な血糖値のコントロールにより体内でインスリンの分泌が増加して
インスリンの注射をやめることができるケースもあります。
(糖尿病の合併症として糖尿病性ケトアシドーシスという重篤な症状を起こすことがあり、
この場合は静脈点滴をしながらの入院が必要となります)

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予 防
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肥満を予防し、すでに肥満体型の場合では減量をすることが推奨されます。
また、猫はストレスで血糖値がすぐに上昇するので、なるべくストレスの少ない生活を心がけましょう。

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