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健康診断 何がわかるの? 各検査について 獣医師三宅2012年2月22日

2012年2月22日

今まで、折に触れて健康診断の大切さをお伝えしてきましたが、
実際に動物病院で行う健康診断にはどのようなものがあり、何がわかるのかを数回にわたりご紹介したいと思います。

今回は健康診断で行う各検査を簡単に説明したいと思います。

1.問診、視診、聴診、触診、体重・体温測定
問診は、話すことができない犬猫の代弁を飼い主さんにしてもらうようなものですので、とても重要です。
ですので、ご家族で飼育されている時には普段の様子を一番よくわかっている人が連れていくことがポイントです。

視診・触診は文字通り動物を目でみたり触ったりすることです。
ここで全身をくまなくチェックしたいところですが、動物の性格によっては十分に触ったり見たり出来ないこともあります。

聴診では聴診器を使って心音、呼吸音、お腹の音などを聞きます。

体重は体重計付きの診察台で測定されることが多く、体温はデジタル体温計を使って肛門で測定します。

2.尿検査
尿は腎臓でつくられ、尿管を通って膀胱に貯められ、尿道を通って排尿されますので、腎臓から尿道の間の病気を知ることができます。
また、尿に糖が出ている場合では糖尿病なども疑えますし、ビリルビンという物質が出ている際には肝臓の病気を疑うこともあります。
採尿器などを利用して、 飼い主さんにおしっこを取ってきてもらって検査することが多いです。 
雄の場合では尿道カテーテルを簡単に入れられますので、病院で採尿することもあります。 


3.便検査

便検査も尿検査同様、お家で取ってきてもらうことが多いです。 
浮遊法といって寄生虫の卵やコクシジウムなどを検出する検査と、
直接法といって腸内細菌やジアルジア、トリコモナスなどをみる検査があります。 

4.血液検査
後肢、首、前肢などから採血します。
赤血球数、白血球数、血小板数などを測定する「血球計算」と
血液中の化学成分を分析して臓器に関連した異常を検出する「生化学検査」があります。
血液検査の各項目や何がわかるかなどは次回詳しくお伝えします。

5.画像診断
レントゲン検査は各器官の位置、大きさ、形を確認するのに適しており、
超音波検査は各器官の内部構造を確認するのに適しています。

番外編:血圧測定、犬の体脂肪率測定
専用の測定器が必要なのでどの病院でもおこなえるわけではありませんが、人と同様、血圧測定や体脂肪率測定も大切です。
血圧は尻尾や前肢、後肢などから測定します。
体脂肪率は背中の毛をかき分けて皮膚に電極をあてて測定します。
簡単に測定できるのですが、残念ながら猫での測定はできません。

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